
日本の電子部品メーカーA社は、2年に一度、取引業者を自社の工場に案内してくれる。場所は、中国の香港、シンセン、上海、無錫。
バス1台に30人ほどの業者とA社の購買関係者、添乗員が乗り、順に工場を訪問する。工場では工場長以下のお迎えがあり、工場見学を行い、夜は宴会。毎晩、強い酒、白酒(パイチュー)で「乾杯!乾杯!」とやるので3日目くらいには胃をやられる人もいる。
そんな旅行の最中、無錫から上海に向かう途中の高速道路で事故でもあったのか、渋滞に巻き込まれてしまた。2時間に一度くらいはトイレ休憩があるはずだったが「なし」。
誰ともなく「トイレに」と添乗員に訴えた。(恐らく)仕方なく予定外の事情で高速を降り、近くのレストランでトイレを借りることになった。添乗員が店に事情を説明したのであろう。
トイレは店の裏にあるという。
ありました。みんな安心!?
田んぼの畝のようなものが2本並行してあり、そこにいくつか板を渡しただけのトイレであった。畝と畝の間には、その証拠のブツが。
この畝の端をみると川に繋がっており、雨が降れば自然と川に流れる構造であった。ただ、傾斜はない。
オヤジ30人、ほぼ10人ずつ横一列にならんで放水。さすがに「大」の人はなし。そんな勇気はでない。
ちなみに女性も同じところを使用する模様。
「だから中国は」と言われそうだが、いやいや日本だって。昔は庭の端に便壺があり、そこに男女とも大小していた。おふくろはそれが嫌でオヤジの実家に行きたがらなかった。今は、東京で消防士をやっている従弟は、便壺に落ちたという話だ。
中国でも都会や観光地ではこのようなことはない。田舎だけの話だ。この工場見学中の工場長からの話の一つに、「中国で話を聞いたら、いつ、どこの話?」と確認する必要があるということ。中国は広大。地域によって大きく異なるのだ。
万一、水洗トイレではないこういうとこになってしまった場合は、「ウン」が悪いとあきらめよう。
「ウン、そうだね」